第151回 直木賞 決定発表
- 哀しいものを面白く、愚かなことを懸命に、という一級のペーソスを書いてきた作家のようやくの受賞である。(伊集院静)
- 巻頭グラビア 地元・大阪の羽曳野にて
- 自伝エッセイ 読んできた本
受賞記念対談
- 東野圭吾×黒川博行 「僕は運が強いんです」
- 選評
浅田次郎 伊集院静 北方謙三 桐野夏生 高村 薫 林 真理子
東野圭吾 宮城谷昌光 宮部みゆき
- 最終回 長部日出雄 新・紙ヒコーキ通信 「幕引きの弁」
- 高橋克彦 衝撃を受けた脚本
「だましゑ歌麿」映像化と「炎立つ」舞台化に寄せて
物語世界に耽溺する
- 晩鐘 〈終章〉 自伝的大河小説ついに完結! 佐藤愛子
その最期を誰にも気づかれないまま、辰彦の心臓は止った
- ハルコ、離婚に反対する 林 真理子
することはしたんでしょう?“あれ”ができるか、それが問題よ
- 髪の中の宝石 乙川優三郎
時代が変わっても男と死に別れても五十年、芸者で生きてきた
- 夢鬼 柴田よしき
百合が原高原で初めて迎える冬。奈穂の前にあの男が現れる
- ハマグリとグル 田口ランディ
男は一体何を求めて、俗世を捨て、教団へと身を投じたのか
- 千夜と一夜の物語 本誌初登場 仁木英之
魔王に捉えられた千夜。殺さない代わりに与えられた条件とは
- あなたが未来の国に行く 桜庭一樹
妖怪の竹族が棲む山の麓を、人間たちが侵食し始めた
- 還れない風景 篠田節子
- ななつ星が歴史を変える 西村京太郎
- 『銀翼のイカロス』刊行記念
池井戸潤 「半沢直樹、十年の進化」
作者が困った部分こそ、読者がドキドキする
- 平松洋子 〈この人のいまの味〉 篠田桃紅
- 中野京子の名画対決
- 南伸坊〈今月の本人〉 アントニオ猪木
- 更年期肉体百科 群ようこ
- 温泉のひみつ 山崎まゆみ
- 偏愛読書館 阿野 冠
- 江戸春画考 永井義男
- ちょっといい話 高田実彦
- コミックス 伊藤理佐 やくみつる
- ブックトーク 阿部智里 風野真知雄 下村敦史 麻耶雄嵩
時代小説残暑見舞い
- 満ち潮 杉本章子
友二郎との子を産む決意を固めたおこう。三春屋はどうなる?
- 化けの皮 諸田玲子
なぜこんな殺され方をしたのか。死体は目が抉られていた
- 親には向かぬ 畠中 恵
幼子を阿漕な高利貸しに託した麻之助。それには理由があった
- 隠居道楽 朝井まかて
あと三日の我慢で解放される……達者すぎる女隠居に疲労困憊
- まだら蓮 澤田瞳子
妻や友は既になく、この大火で弟子も失った。孤独が若冲を襲う
- 生を思うように死を思え 岩井三四二
明智光秀に頼まれ、英俊は故郷の丹波へ診療に向かったが
- 対立 利休の闇 加藤 廣
関白となった秀吉と、利休が追求する茶の湯の差は決定的に
- 邪蛇狂ひ 陰陽師 夢枕 獏
男は大蛇を殺生した。その晩、寝床の中でうなされて──
昨年六月号「信長の夢」大座談会に続く第二弾!
- 安部龍太郎×伊東 潤×佐藤賢一×葉室 麟
「豊臣秀吉 その野望と謎」
天下取りは単なる自己顕示欲? そして豊臣家滅亡の理由とは
- 緻密流将棋日記・佐藤康光 短歌・武田弘之 俳句・高橋睦郎
- 松本清張賞募集 バックナンバー オール談話室
- 源氏物語は七・五・三で〈おしまいのページで〉 阿刀田高
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