羽生善治の情報処理術は? モチベーションをどう維持しているのか?
これが最強の男の「闘う手順」だ。
棋士とは「考えること」のプロフェッショナル。
勝負のさなか、その頭脳に駆け巡っているものは。
羽生善治の「勝利を引き寄せる力」が極限に達した
奇跡の一年間を、三本の記事で振り返る。
日程の合間を縫い、積極的に対談をこなす。
他分野の人々との対話の中に、発想のヒントが隠されているからだ。
師弟関係、海外普及、チェス──
幅広い目配りが「強さ」に筋金を入れる。
44歳にしてなおトップを走り続ける驚異の男。ライバルがいてこそ、
強者は強者であり続けられる。
十余年ぶりに対面を果たした二人。何のために努力を続けているのか。
無駄な時間は、本当に無駄なのか。将棋に「偶然」の要素はあるのか。
縦横に語り尽くした濃密な二時間。