- 創作 村上春樹
連作短編「一人称単数」その6 謝肉祭(Carnaval)
特集 村上春樹・作家生活40年
- 【エッセイ・作品論】
- 山極寿一 村上ワールドで過去と未来に出会う
- 小山鉄郎
「舵の曲ったボート」の歴史意識──村上春樹、小説家40年を貫くもの
- 上田岳弘 人称をめぐる冒険殺し
- 村井康司
「こういうことがつまりジャズなんだよ」──村上春樹とジャズをめぐる3章
創作
- 保坂和志 夜明けまでの夜
過去は現在と並行して在りつづける──てのひらの子猫の死によって私に訪れる世界の真理
- 篠原勝之 蚕をひらう
庭のクヌギにみつけた蚕の繭玉。野生の力がオレにふたたび火を熾させる
- 坂上秋成 おぼれる心臓 160枚
渡英したサッカー選手の私と妻との生活に差す影。男性性を解体する野心作
評論
- 蓮實重彦 ジョン・フォード論 序章 フォードを論じるために
いま、思いのままにフォードを語るとはどういうことか。著者のライフワークたる批評が始動する
講演
- 柄谷行人 交換様式と「マルクスその可能性の中心」
交換の場に働く強い力=フェティシズムとは何か。批評の新たなフェーズを予告する講演録
特集 ことばは今どこにあるか?
対談
- 伊藤比呂美×町田康
突き詰める現代詩、触発される歌詞
鼎談
- 上田岳弘×鴻池留衣×古川真人
若手作家の生活と意見
インタビュー
- 壇蜜 怒りの刃は常に内向きです
巻頭表現
- ふくだぺろ (しずかな波には――a quiet wave)
連載
- 落合陽一 風景論 新連載第二回
- 横尾忠則 原郷の森 第五回
- 西村賢太 雨滴は続く 第二十四回
コラム
- 遊歩遊心 第三回 松浦寿輝
- BOOKSのんべえ 第十七回 木村衣有子
- むらむら読書 第二十三回 犬山紙子
- きれぎれのハミング 第二十四回 柴田聡子
- 時事殺し 第四十六回 武田砂鉄
- 若き藝能者たち 第五十回 九龍ジョー
- 新人小説月評 小川公代 村上克尚
文學界図書室
- 山田詠美『ファースト クラッシュ』(大崎清夏)/保坂和志『読書実録』(森元斎)
青山七恵『私の家』(木村朗子)/又吉直樹『人間』(倉本さおり)
石川九楊『河東碧梧桐』(柳克弘)/佐々木敦『私は小説である』(綾門優季)
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