新連載小説
- 水声 川上弘美
思い出すと、どこかで鳥が鳴いているような心地がする。あの、夏の夜の鳥が。
死んだママの夢、時計の音、忘れえぬ人びと――。待望の文芸誌連載開始!
創作
- リア王 筒井康隆
- 僕らは仲が良かった 石原慎太郎
- 暮れていく愛 二六〇枚 鹿島田真希
- 茶 連作完結 花村萬月
- 恩寵 連作完結 磯崎憲一郎
- 翻訳
流れ ジュディ・バドニッツ 岸本佐知子訳
- 馬蹄のような小説を、俺は書いた〈続〉 中原昌也
【特別ルポルタージュ・メキシコ】
- 死者たちの迷宮メキシコに呑まれて 星野智幸
連載小説
- 流転の魔女 最終回 楊逸
- ニッポンの小説・第三部 第九回 高橋源一郎
- 離陸 第十回 絲山秋子
エセー
- 植物の時間・私の時間 津島佑子
- 登山の後で 車谷長吉
- 夢を作れ、その夢を追え シリン・ネザマフィ
- 【対談】
これが美女の生きる道
島田雅彦×ヤマザキマリ
── 『傾国子女』をめぐって
音楽、漫画、映画……思春期から意外な共通点を持つ二人の初コラボレーション
- 【新連載】
みんな彗星を見ていた 第一回 星野博美
なぜ私は天正遣欧使節の少年たちに魅かれるのか。過去と現在を彷徨う異色連載
- 紀行
村上春樹の四国、中国を行く 〈後篇〉──〈約束された場所〉へ 鈴村和成
- 哲学散歩 第十六回 ある交友――ハイデガーとヤスパース―― 木田元
- 目めくり忘備録 第十七回 鬼海弘雄
連載評論
シチュエーションズ 第九回 佐々木敦
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文学へのロングパス 陣野俊史
第十一回 ディフェンス・ラインを動かす
文學界図書室
吉田修一『路(ルウ)』(江南亜美子)/角田光代『空の拳』(池田雄一)/金原ひとみ『マリアージュ ・ マリアージュ』(東直子)/奥泉光『虫樹音楽集』(千野帽子)
- 著者インタビュー 津村記久子『ウエストウイング』
コラム
- も詩も詩 穂村弘
- 犬心 伊藤比呂美
- カーヴの隅の本棚 鴻巣友季子
- ニッポンの名文 山口文憲
- 鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
- 新人小説月評 栗原裕一郎 三浦玲一
- Author’s Eyes
ブレッソンの『白夜』と池田君のこと 伊藤洋司
背後をなくした男の物語 杉田協士
- 日本全国文学ガイド(12月7日〜1月6日)
- 文學界新人賞応募規定
- 執筆者紹介
- Animated Image 山村浩二
- 詩〈突き当たりの部屋〉 谷川俊太郎
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