- 新芥川賞作家 鹿島田真希
【受賞記念対談】
×島田雅彦 小説という祈りの儀式
デビューから一貫して物語的仕掛けを重視してきた鹿島田真希氏。
“私小説風”とも評される
受賞作を、長く鹿島田作品を評価してきた選考委員の島田雅彦氏はいかに読み解いたか
【受賞記念エッセイ】
公的な不幸と私的な不幸
- 陽子の一日 二四○枚 南木佳士
- 還暦を迎えた女医の陽子に送られてきた、かつての同僚・黒田の「からだの物語」とは。
処女作「破水」から三十年、誠実に医療の現場で働く医師たちを描く円熟の作品
- 流転の魔女 短期集中連載第二回 楊逸
- 知的生き方教室 中原昌也
- ピーナッツ 中山智幸
- 関東平野 北野道夫
連載小説
- ニッポンの小説・第三部 第五回 高橋源一郎
- 離陸 第七回 絲山秋子
- モンフォーコンの鼠 第四十二回 鹿島茂
- 哲学散歩 第十四回 哲学者と女性 木田元
- 目めくり忘備録 第十三回 鬼海弘雄
連載評論
シチュエーションズ 第五回 佐々木敦
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女たちのサバイバル作戦──ネオリベ時代を生き抜くために 上野千鶴子
第六回 ネオリベが女にもたらした効果──カツマーとカヤマーのあいだ
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文学へのロングパス 陣野俊史
第七回 人間のしわざ
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著者インタビュー 〈拡大版〉
『烈しい生と美しい死を』 瀬戸内寂聴
文學界図書室
村田喜代子『光線』(小池昌代)/小川洋子『最果てアーケード』(平松洋子) 松浦寿輝『川の光 外伝』(蜂飼耳)/阿部和重『クエーサーと13番目の柱』(柳下毅一郎) 中村文則『迷宮』(武田将明)/本谷有希子『嵐のピクニック』(大串尚代)
- 著者インタビュー 三木卓『K』
コラム
- も詩も詩 穂村弘
- 犬心 伊藤比呂美
- カーヴの隅の本棚 鴻巣友季子
- ニッポンの名文 山口文憲
- 鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
- 新人小説月評 栗原裕一郎 三浦玲一
- Author’s Eyes
あぁ犬を飼いたい 林家彦いち
イカが、熱かった 片瀬チヲル
ふざけている中学生をみて 鎌田順也
- 日本全国文学ガイド(8月7日〜9月6日)
- 文學界新人賞応募規定
- 執筆者紹介
- Animated Image 山村浩二
- 詩〈ボールペンの本数、あるいは陰核生物たちの反逆〉 榎本櫻湖
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