創作
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メッテルニヒ氏の仕事 第一部 佐藤亜紀
ウィーン会議の主催者にしてオーストリアの名宰相、クレメンス・メッテルニヒ。「光の世紀」の申し子の華麗なる生涯と、外交術。満を持して放つ大作評伝小説
- そうだ、それから、マヨネーズ 片岡義男
- 説教 墨谷渉
- 僕らはハッピーエンドに飢えている 松波太郎
- 246号線 上村渉
- 七月のばか 文學界新人賞受賞第一作 吉井磨弥
- 二等辺と錯覚形 二〇一一年下半期同人雑誌優秀作 高橋陽子
- 哲学散歩 第九回 火焙りにされた最後の哲学者ブルーノ 木田元
- 目めくり忘備録 第三回 鬼海弘雄
連載小説
- 二十世紀博覧会 第七回 辻仁成
- モンフォーコンの鼠 第三十二回 鹿島茂
- 路(ルー) 第二十九回 吉田修一
- カフカ式練習帳 第二十三回 保坂和志
- 傾国子女 第十八回 島田雅彦
エセー
- おまえはみくりが池か! 南木佳士
- 「親孝行」といういささか奇妙ないとなみ 鷲田清一
- こそそめスープ 村田沙耶香
文學界図書室
庄野潤三『逸見(ヘミ)小学校』(青木淳悟)/吉田修一『平成猿蟹合戦図』(田中和生)/宮沢章夫『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』(青山真治)/山内令南『癌だましい』(内澤旬子)/戌井昭人『ぴんぞろ』(長島有里枝)/サルバドール・プラセンシア『紙の民』(越川芳明)
- 著者インタビュー 植田実『真夜中の庭――物語にひそむ建築』
コラム
- カーヴの隅の本棚 鴻巣友季子
- ニッポンの名文 山口文憲
- 鳥の眼・虫の眼 相馬悠々
- 新人小説月評 陣野俊史 大澤聡
- Author’s Eyes
のんびりを演出 二階堂和美
ジュノ・ディアスとの束の間の対面 桜井鈴茂
- 日本全国文学ガイド(10月7日〜11月6日)
- 第113回文學界新人賞中間発表
- 文學界新人賞応募規定
- 執筆者紹介
- Voice of Animals 三沢厚彦
- 詩〈決別〉 橘上