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文學界6月号 第110回 文學界新人賞発表

  • 第110回文學界新人賞発表

    【受賞作】

    乾燥腕    鶴川健吉

    ユーモアを交えた力強い筆致で、ある青年の汚穢に満ちた日々を突き抜けるまで描く快作

  • 自由高さH    穂田川洋山

    撓んでは伸びるバネのような自由かつ精緻な文章で、人の繋がりの新しい形を描く意欲作

  • 【選評】角田光代・花村萬月・松浦寿輝・松浦理英子・吉田修一
  • 新連載小説    傾国子女    島田雅彦

    島田版・現代の「好色一代女」!

創作
  • 拍動 文學界新人賞受賞第一作

    シリン・ネザマフィ

  • 群青の杯(はい)を掲げ

    上村 渉

    連載小説
  • モンフォーコンの鼠 第十五回

    鹿島 茂

  • 武曲(むこく) 第十三回

    藤沢 周

  • (ルー) 第十二回

    吉田修一

  • カフカ式練習帳 第六回

    保坂和志

  • 追悼 井上ひさし  言葉のジャグラー        池澤夏樹

  • 【評論】  「10年代の入り口で」文學界2010

    百年後の大逆事件

    ――日本近代文学の呪縛と「現在」      高澤秀次

  • 「私」の生まれる場所

    ――『ヘヴン』あるいは社会学の臨界点としての文学      千葉一幹

  • 速報レビュー 村上春樹『1Q84』BOOK3

    誰もが〈死後の生〉を生きている     鈴村和成

    1984年の「聖家族」     松永美穂

    エセー
  • またうたおうよ
    田中りえ
  • アイン・ランドの思想
    町山智浩
  • 身体との対話
    熊谷晋一郎
    連載評論
  • 凝視の作法

    第六回

    選挙と抒情詩の変な関係

    阿部公彦

  • ドストエフスキーの預言

    第十四回

    インマヌエル

    佐藤 優

  • きのこ文学の方へ

    第六回

    マタンゴ、恐怖の「キノコ人間」

    飯沢耕太郎

  • メガ・クリティック

    第十七回

    手品としての小説

    池田雄一

    文學界図書室
  • 古井由吉『やすらい花』(富岡幸一郎) / 黒井千次『高く手を振る日』(三浦雅士) /  湯本香樹実『岸辺の旅』(俵 万智)
  • 著者インタビュー  野崎 歓  『異邦の香り ―― ネルヴァル「東方紀行」論』
    コラム
  • カーヴの隅の本棚

    鴻巣友季子

  • ニッポンの名文

    山口文憲

  • 鳥の眼・虫の眼

    相馬悠々

  • 新人小説月評

    黒瀬陽平  倉数 茂

  • 日本全国文学ガイド(5月7日〜6月6日)
  • 文學界新人賞応募規定
  • 執筆者紹介
  • Voice of Animals

    三沢厚彦

  • 詩〈05.32.30.41〉 鳥居万由実
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