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文學界2月号 【長篇評論一挙掲載】 日本人の戦争――作家の日記を読む ドナルド・キーン/【対談】チェスと文学 小川洋子×若島 正

【長篇評論一挙掲載】 

日本人の戦争 ――作家の日記を読む

四〇〇枚

ドナルド・キーン   角地幸男 訳

戦争という惨禍と変化の時代に、日本人であるとはどういうことだったのか。
自らも米国将校として従軍し、その後の人生を日本文学研究に捧げた碩学が、
高見順、伊藤整、山田風太郎、永井荷風、吉田健一、徳川夢声ら多くの作家・文化人の
太平洋戦争期の日記を読み解き、日本人の精神に新たな光を当てる

創作
  • テント集落奇譚

    又吉栄喜

  • パーティーでシシカバブ

    鹿島田真希

連載小説
  • 常夏の豚

    第二十六回

    矢作俊彦

  • 心はあなたのもとに

    第二十一回

    村上 龍

  • 象牙色の賢者

    第十一回

    佐藤賢一

  • (ルー)

    新連載第二回

    吉田修一


紀行
  • 村上春樹のイタリアを行く ――ローマの「眠り」、そしてパレルモ

    鈴村和成


特集東アジア文学フォーラムの収穫

「玄界灘と文学」  北九州男児座談会

青山真治  平出 隆  平野啓一郎

東アジアの中心、北九州育ちの三人が、故郷とアジアと文学を縦横に語り合う

「韓国の学生と対話して」  インタビュー  綿矢りさ

【対談】 チェスと文学

「言葉を抱いて チェスの海を泳ぐ」

小川洋子×若島 正

「猫を抱いて象と泳ぐ」執筆を通して発見したチェスと小説に共通する魅力とは

エセー
  • 退屈のトンネル

    岡田利規

  • 秘密の花園も雑草園も

    松山 巖

  • 形態(フォルム)

    間宮 緑

評論
  • 文字の向こうに

    第十四回

    小泉八雲の世界(一)

    三宮麻由子

  • メガ・クリティック

    新連載第二回 ゾンビの登場しないゾンビ小説(後編)

    池田雄一

  • なんとなく、考える

    第七回

    娯楽性について(一)

    東 浩紀

  • アウトサイド・レビュー

    沖縄・プリズム 1872-2008

    木村紅美

文學界図書室
  • 津島佑子 『あまりに野蛮な』(中沢けい)
  • 石原慎太郎 『火の島』(斎藤 環)

  • 川上弘美 『どこから行っても遠い町』(江南亜美子)

  • レーモン・クノー 『あなたまかせのお話』(円城 塔)
  • 著者インタビュー  よしもとばなな  『彼女について』
コラム
  • カーヴの隅の本棚

    鴻巣友季子

  • ニッポンの名文

    山口文憲

  • 鳥の眼・虫の眼

    相馬悠々

  • 新人小説月評

    安藤礼二  山田 茂

  • 日本全国文学ガイド(1月7日〜2月6日)
  • 文學界新人賞応募規定
  • 執筆者紹介
  • Voice of Animals

    三沢厚彦

  • 詩〈ペットボトルは猫よけには効かない〉  辻 和人

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