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文學界

文學界
2004年9月号 / 8月7日発売 / 定価900円(本体857円)
エセー
東京を撮る 片岡義男
母の遺稿 久田恵
雪に消えた二匹 大崎善生
石を積む 吉村萬壱
創作
もっとも美しい恋 百八十枚
山田登世子
ぬるい湯を飲む猫 南木佳士
女たちのやさしさについて考えた
中原昌也
不在の姉 井村恭一
受胎のめぐみ 佐川光晴
連載小説
退廃姉妹 第13回 島田雅彦

連載評論
■新連載■
小説の設計図(メカニクス)前田塁
第二回 虚構(しょうせつ)の(非)強度
脳のなかの文学  茂木健一郎
第六回 見られることの喜びと哀しみ
村上春樹、
レイモンド・力ーヴァー
について 語る

全集翻訳を終えて
── レイモンド・力ーヴァーの文学システム
全集未収録インタビュー
我々自身の人生のこだま
(インタビュアー=D・ケイニー)
ものごとを短く保っておく
(インタビュアー=K・ボネッティ)
訳・解説=村上春樹
新芥川賞作家ロング・インタビュー
文学から与えられた力  
受賞第一作
ダウナー大学
モブ・ノリオ
世界の中心からイルカたちへ
片山恭一

──生と死の断絶をめぐって
没後十年
吉行淳之介原論 清水良典
──メモとしての「躯」
批評
音楽に寄す  喜多尾道冬
トルストイと音楽
シアトリカル・シナリー 長谷部浩
演劇の常識を疑う
味読・愛読 文學界図書室
◎書評
よしもとばなな『High and dry(はつ恋)』(加藤千恵)/松浦寿輝『半島』(工藤庸子)/福田和也『イデオロギーズ』(橋爪大三郎)/吉田修一『長崎乱楽坂』(千葉一幹)/中村航『ぐるぐるまわるすべり台』(いとうせいこう)/守中高明『存在と灰』(伊藤氏貴)/村田喜代子『百年佳約』(千石英世)
◎著者インタビュー
小池昌代『感光生活』

◎私の読書遍歴(第十五回)
劇団ひとり

◎文庫本を求めて 
コラム
文學界 百年前の今月今夜 吾八
與謝野晶子の反戦詩「君死にたまふこと勿れ」が『明星』に載る
ニッポンの名文 山口文憲
同人雑誌評 勝又浩
新人小説月評 池田雄一 佐藤康智
日本全国文学ガイド(8月7日〜9月6日)
文學界新人賞応募規定
執筆者紹介

詩〈まぼろしですらない〉宮野一世
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