◆連載小説◆
- 夢見る帝国図書館
中島京子
世界一の図書館を目指すが、実際に出来た建物は……
-
跳ぶ男
青山文平
いつしか意識を失っていた剛。目を覚ますとそこは――
-
神様の暇つぶし
千早茜
全さんの言葉に、初体験“未遂”の苦い記憶が甦る
- ファーストラヴ 島本理生
裁判の直前になって、殺意を否定した環菜の真意は
- ゴー・ホーム・クイックリー 中路啓太
GHQに“監禁”され、徹夜の末に憲法草案が完成し……
- 刑事学校 博戯の代償 矢月秀作
立石が撃たれた銃は中国製のライフルだった
- 30センチの冒険 三崎亜記
砂漠に置き去りにされた旅の一行は無事助かるのか?
-
レフトハンド・ブラザーフッド
知念実希人
首尾よく売人に接触した岳士。一気に勝負をかけたいが
- 文豪の蔵 密閉空間に忽然と出現した他殺死体について 倉知淳
いよいよJK作家の華麗なる推理開陳! その瞬間――
- スタッフロール 深緑野分
急ピッチでモンスター作りに臨むヴィヴ。問題は……
- 神さまを待っている 畑野智美
社会との繋がりを失った少女達。誰が彼女達を守るのか
- ホームスパン 伊吹有喜
突然やってきた母の目的は……。母と娘が真正面から衝突
- 高原カフェ日誌(ダイアリー)U 第五話 挫折《後篇》 柴田よしき
四季にはそれぞれ、最初の一日、があるのだ
- ダライ・ラマの密使 夢枕獏
黄金のヤマーンタカ。果たしてこの像が示すものとは
◆連載終了◆
- 東京ワイン会ピープル 第三会 ドン・ペリニヨン・ロゼ 2004年 樹林伸
華やかな場こそ、秘密がたくさんあるものなのよ
- 海を抱いて月に眠る 深沢潮
母の危篤の知らせに、私は約三十年ぶりに祖国に帰った
◆エッセイ◆
-
今晩泊めてくれないか
――東京ヤドカリ漂流記―― 北尾トロ
予行演習を終え、いよいよヤドカリ生活は本番へ!
◆フォトエッセイ◆
- ポップス大作戦 武田花
明日、上天気なら、電車に乗って、どこぞに旅に出よう
◆漫画◆
- よちよち文藝部 ドン・キホーテ 久世番子
破天荒で奇想天外。作家自身の方が小説よりも面白い?
◆別冊コラム◆
- ☆あの日
夢を叶えた日 望月麻衣
- ☆私のカミングアウト
あの頃の夢 村山早紀
◆book trek◆
- ボクたちはみんな大人になれなかった 燃え殻
- 凹凸(おうとつ) 紗倉まな
◆Welcome to The BESSATSU park !◆
- 長場雄
■『別冊文藝春秋』とは
- 1946年の創刊以来、井伏鱒二、谷崎潤一郎、川端康成、坂口安吾、三島由紀夫など、時代を代表する作家の数々の名作を掲載してきた文藝誌。より広い読者層に向けてリニューアルした2002年以降も、ミステリーからSF、恋愛小説、時代小説、マンガまで、ジャンルを問わず、多くの話題作を掲載している(角田光代『対岸の彼女』、三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』、横山秀夫『64(ロクヨン)』、桜庭一樹『私の男』、ほしよりこ『逢沢りく』等)。2015年5月、創刊から69年を経て完全電子化へ。
隔月刊行、主要電子書店にて偶数月20日前後に発売
|